中部電力の燃料費調整額の上限は損?従量電灯Bで検証【2026年更新】

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中部電力の燃料費調整額の上限は損?従量電灯Bで検証【2026年更新】
中部電力の燃料費調整額の上限は損?従量電灯Bで検証【2026年更新】
電気料金の明細の一行を指さして首をかしげるパパ。キジトラ猫も一緒に覗き込んで不思議そう
パパ「この『燃料費調整額』って…何?うち、上限ありプランだから安心なんだよね?」
人差し指を立てて意味ありげにほほ笑むひーちママと、驚いた顔で振り向くセーラー服のひーち
ひーちママ「その『安心』…いま機能してないかも」
のけぞって驚くひーちとまるお。真ん中でキジトラ猫だけが冷静な顔
ひーち&まるお「ええっ!?」
明細書と電卓を並べて自信満々のひーちママ。家族と猫2匹が覗き込む
ひーちママ「1年分の請求データで検証したよ。答えはこのすぐ下♪」

「燃料費調整単価の上限があるプランだから、きっと得なはず…」

そう考えて契約している方も多いのではないでしょうか?しかし、実際の請求額を詳しく検証してみると、意外な事実が見えてきました。特に月の使用量が300kWhを超える家庭では、むしろ損をしている可能性が高いのです。

中部電力エリアの現状では、燃料費調整単価が上限に達していないため、上限ありのプランを選ぶメリットが実質的に存在しません。にもかかわらず、「上限がある方が安心」という思い込みから、より高額なプランを選択してしまっているケースが少なくありません。

本記事では、実際の使用量データと料金プランを徹底比較。「上限あり」と「上限なし」のプランで、どちらが本当にお得なのかを、わかりやすく解説していきます。

例えば、4人家族で月の使用量が400kWh程度の場合、年間でどれくらいの差額が生じるのか?また、どの程度の使用量から「上限なし」プランの方が有利になるのか?具体的な数字を示しながら検証していきます。

「でも、今後燃料費が高騰したら…」という不安も多いはず。そんな将来的なリスクについても、過去のデータを基に分析しました。

あなたの電気料金、実は見直すべき時期かもしれません。ご家庭の電気代節約のヒントになる情報を、ぜひ最後までご覧ください。

先に結論だけお伝えすると、いまの中部電力エリアで「上限あり」プランを選ぶメリットはありません。使用量が多いご家庭ほど、プランの見直し効果は大きくなります。わが家の使用量でいくら変わるかは、電力比較サイトで数分でシミュレーションできます。

【2026年7月更新】いまの燃料費調整はどうなっている?

この記事の検証は2023〜2024年の請求データがベースですが、2026年7月時点の最新情報で答え合わせをしても、結論は変わっていませんでした。ポイントは3つです。

①平均燃料価格はまだ上限に届いていません。直近の平均燃料価格は51,000〜55,100円/kl前後で推移していて、従量電灯Bの上限(68,900円/kl)まではかなり余裕があります。つまり「上限あり」の保険が効く場面がない状態が今も続いています。

②再エネ賦課金は3年連続の値上げです。2024年度3.49円→2025年度3.98円→2026年度は4.18円/kWh(2026年5月検針分から適用)。月400kWh使う家庭だと月1,672円、年間で約2万円の負担になります。

③国の「電気・ガス料金支援」による値引きは期間限定です。2026年4月分では低圧で1.50円/kWhの値引きがありましたが、こうした補助はいつ終わるかわかりません。恒常的に電気代を下げたいなら、やっぱりプランの見直しが本命です。

2026年7月〜9月の補助額の早見表と注意点は、こちらの記事に詳しくまとめています。

パパ
パパ

再エネ賦課金はどの電力会社にしても同じだけかかります。だからこそ、基本料金と電力量単価が安いプランを選ぶ効果が年々大きくなっているんですよ!

つまり2026年の今も、「上限があるから従量電灯Bのままで安心」とは言えない状況です。ここから先の検証データ(2023〜2024年)と合わせて、ご自身の使用量で判断してみてくださいね♪

旧一般電気事業者は燃料費調整単価に上限がある

旧一般電気事業者の燃料費調整単価には上限が設定されています。具体的には、中部電力ミライズでは2022年12月から燃料費調整単価の上限が撤廃されましたが、これは一部のプランに限られています。

特に、スマートライフプランなどの基本契約要綱の場合には上限が撤廃されており、従量電灯Bなどの特定小売供給約款では上限が維持されています。このため、燃料費調整単価の上限は契約内容によって異なります。

具体的な適用期間については、2022年12月以降となっていますが、従量電灯Bなどのプランでは上限が適用され続けるため、利用者は契約プランに応じて確認する必要があります。

中部電力ミライズは旧一般電気事業者なのか

中部電力ミライズは旧一般電気事業者に該当します。旧一般電気事業者とは、電気事業法に基づき、地域での電力供給を独占的に行っていた電力会社のことを指します。中部電力ミライズはその一部として、従来からの供給区域での電気小売業務を行っています。

中部電力と中部電力ミライズの関係

  • 中部電力:これは、旧一般電気事業者であり、地域の電力供給を行っていた企業です。2019年4月に火力発電事業を「株式会社JERA」に統合し、2020年4月には送配電事業を「中部電力パワーグリッド株式会社」として分社化しました。
  • 中部電力ミライズ:これは、中部電力が販売事業を行うために設立した子会社です。具体的には、電気の小売りやガスの販売を行っています。中部電力ミライズは、家庭向けやビジネス向けの多様な料金プランを提供しており、顧客サービスやポイントプログラム(カテエネポイント)なども展開しています。

中部電力と中部電力ミライズの違い

  1. 事業内容

    中部電力は、発電や送配電を含む広範なエネルギー事業を運営しています。



    中部電力ミライズは、小売り事業に特化しており、顧客への直接的なサービス提供を行っています。

  2. 料金プラン

    中部電力ミライズは、さまざまな料金プラン(おとくプラン、ポイントプランなど)を提供し、顧客のニーズに応じた選択肢を増やしています。

  3. 顧客サービス

    中部電力ミライズは、「カテエネ」というWebサービスを通じて、使用量の確認や省エネ情報の提供、ポイント還元などのサービスを展開しています。

  4. ブランド名

    中部電力ミライズは、中部電力のブランド名であるが、新たな形態で顧客にアプローチするために設立された会社です。

このように、中部電力ミライズは、中部電力から分社化された形であり、主に小売りと顧客サービスに特化した企業です。

中部電力ミライズの燃料費調整単価の上限について

2022年12月から、中部電力ミライズでは一部の電気料金メニュー(ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプランなど)について、平均燃料価格の上限設定を廃止しました。これにより、「とくとくプラン」も含めた対象プランでは、燃料費調整単価が実際の燃料価格に基づいて変動することになります。したがって、「とくとくプラン」は燃料費調整単価に関する上限が撤廃されています。

平均燃料価格の上限設定を廃止したプラン
ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン、スマートライフプラン、スマートライフプラン(朝とく)、スマートライフプラン(夜とく)、スマートライフプランforスマート・エアーズ、ビジとくプラン、Eライフプラン(3時間帯別電灯)、タイムプラン(時間帯別電灯)、ピークシフト電灯、低圧季節別時間帯別電力、低圧高利用契約、低圧深夜電力A・B、第2深夜電力、わくわくホット(沸増型電気温水器契約)、防霜用プラン、融雪用電力

過去1年分の平均燃料価格

中部電力ミライズによると、従量電灯Bなどに適用される平均燃料価格の上限は「68,900円/kl」です(2026年7月時点も変わっていません)。

過去一年分の平均燃料価格と燃料費調整単価の計算式は以下のとおり。

過去一年でみてもまだ上限に達していないことがわかります。

ではここから実際の使用例をもとに燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金がどれくらい請求料金に乗ってくるのか計算してみました。

電気料金の計算方法について

まずは従量電灯型の電気料金の計算方法をTERASELでんきのHPに載っていた図をもとに簡単におさらいしてみます。

各月の電気料金=基本料金+(使用量×単価)+燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金

各プランの月別料金を計算

  1. 基本料金の確認: 両プランの基本料金を確認します。
  2. 使用量に応じた料金計算: 各月の使用量に応じて変動料金部分を計算します。
  3. 燃料費調整額の計算:

    各月の使用量(kWh)にその月の燃料費調整単価をかける。

  4. 再生可能エネルギー発電促進賦課金の計算:

    各月の使用量(kWh)に再生可能エネルギー発電促進賦課金をかける。

中部電力ミライズの「従量電灯B」と「とくとくプラン」を比較

上記の1.2の計算をした時点で中部電力ミライズの「従量電灯B」と「とくとくプラン」を比較してみたところ、「とくとくプラン」が年間で約3,470円安くなることがわかりました。特に、月に300kWh以上の電力を使用する家庭では、「とくとくプラン」がかなりお得です。一方、120kWhまでの電力使用が多い家庭では、「従量電灯B」の単価が-0.5円低いため、少し異なる結果になるかもしれません。自身の電力使用量を考慮しながら最適なプランを選ぶことで、電気代をさらに節約できるかもしれません。

ここまで読んで中部電力ミライズにこだわりがなければこちらの電力プランがおすすめ。電気ガスはどこがお得か調査した結果の記事はこちら。

うちは2024年11月にTERASELでんきへのりかえました。手続きはネットで15分ほど、工事も解約連絡も不要でラクでしたよ。キャンペーン内容は時期によって変わるので、最新の特典は下の比較サイトでまとめてチェックするのがおすすめです。

パパ
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電力比較サイトなら、郵便番号と毎月の使用量を入れるだけで「いくら安くなるか」が一発でわかります。キャンペーン中の会社もまとめて比較できるから、まずはシミュレーションからやってみるといいですよ!

毎月の電力使用量ごとの比較表

電力使用量に基づく「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を具体的な単価情報をもとに月別で算出ました。(期間:2023年11月から2024年10月までの1年)

各月の電気料金=基本料金+(使用量×単価)+下の表の合計

「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」
使用量(kWh)燃料費調整額 (円)再エネ賦課金(円)合計(円)
2023年11月172¥437¥240¥677
2023年12月219¥526¥306¥832
2024年1月311¥775¥435¥1,210
2024年2月329¥882¥460¥1,342
2024年3月340¥1,085¥476¥1,561
2024年4月338¥1,150¥473¥1,623
2024年5月177¥627¥617¥1,244
2024年6月196¥648¥684¥1,332
2024年7月206¥586¥718¥1,304
2024年8月377¥957¥1,315¥2,272
2024年9月408¥998¥1,423¥2,421
2024年10月324¥891¥1,130¥2,021
合計3,397¥9,562¥8,277¥17,839
  • 燃料費調整額はマイナスの場合、請求額から差し引かれます
  • 再エネ賦課金は1円未満切り捨て
  • 2024年5月以降、再エネ賦課金単価が大幅に上昇(1.40円→3.49円)
  • 燃料費調整単価は月によって大きく変動しています
  • 合計金額は燃料費調整額と再エネ賦課金の合算値です

プランの単価を見直したら、次は「熱を逃がさない」対策も効きます。わが家はマンションに内窓を設置して、補助金で費用をぐっと抑えられました。冷暖房の効きが変わるので、電気の使用量そのものを減らしたい方はこちらもどうぞ。

まとめ

電力会社の乗り換えを検討している方にとって今契約しているプランは本当に最適ですか?固定費の見直し検討は面倒と感じる方も多いので実例をもとにしました。この使用量より多いのか少ないのか加味していただいて、ラクに検討できるきっかけになったら嬉しいです。

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