猫を飼うことを考えている方にとって、保護猫を迎え入れることはペットショップで購入するよりもずっと素晴らしい選択です。新しい家族を待っている多くの保護猫にとって、新しい家や暮らしを提供することで1匹でも多くの命を救うことができます。しかし、保護猫を受け入れるにはいくつかの大事なステップがあります。
本記事では、名古屋市の情報を参考に、実際の譲渡経験を交えながら保護猫を迎え入れるための具体的なステップを詳しく説明します。
我が家も2023年3月に保護猫だったキジトラちゃん♀をお迎えしました🐈
なぜ保護猫を迎え入れるのか?
保護猫を迎え入れることには多くの利点があります。まず、保護猫はすでに動物愛護センターや保護団体で基本的な健康チェックや必要なワクチン接種が行われているため、健康状態が把握しやすいのです。また、保護猫を迎え入れることで、新しい家族を探している猫に第二のチャンスを与えることができ、その命を救うことができます。
保護猫を迎え入れる前の準備
1. 生活環境の確認
猫を迎え入れるためには、まず自分の生活環境を見直す必要があります。猫は独立心が強く、比較的小さなスペースでも生活できますが、安全で安心できる環境が必要です。
- スペースの確保:猫が自由に動き回れるスペースや、安心して休める場所を提供しましょう。
- 危険物の排除:猫が誤って飲み込んでしまう可能性のある小さな物や、有害な植物などを取り除きましょう。
2. 基本的な用品の準備
猫を迎え入れるために必要な基本的な用品を揃えておきましょう。使ってみて良かったおすすめ商品を貼っておきますのでどれを揃えていいのかわからないって方は購入の参考にしてみてくださいね。
キャットケージ:初めのうちはあったほうが猫にとって安心できる場所となります。
キャットフードと水の容器:適切な大きさと材質のものを選びます。
↓自動給餌器は1〜2泊程度の泊まりがけの不在時に重宝します。カメラもついていて安心です。
↓多頭飼いにはこちら
トイレと猫砂:猫用トイレは種類が多いですが、初めは基本的なものを用意しましょう。
ベッドとキャリーバッグ:猫が安心して休める場所や外出时に使用するキャリーバッグも必要です。
プラスチック製で全開できたり一部だけ開いたりができるものが重宝します。
おもちゃ・爪とぎ・キャットタワー:猫の遊びやストレス発散のためのおもちゃや爪とぎも揃えましょう。
キャットタワーは上下運動ができてストレス解消になります。宇宙ボウルがついているものは下から肉球が観察できて癒されます。柱がすべて爪とぎになっているのでバリバリやり放題です。ふわふわな布が付いているものより全体が木製のものだとダニや毛がつきにくいので清潔に保てます。
3. 家族との相談
猫を飼うことは家族全員の協力が必要です。猫が家族の一員として迎えられることを理解し、全員が賛同していることを確認しましょう。
保護猫の選定と里親申請のプロセス
1. 保護猫の検索
名古屋市の動物愛護センターや保護団体、またはインターネットを利用して、里親募集中の猫を検索します。以下のサイトが参考になります:
2. 見学と面談
気になる猫が見つかったら、実際に譲渡会や見学に行きましょう。見学の際、猫の性格や健康状態を確認し、スタッフに詳しい情報を尋ねることが大切です。また、面談を通じて自分の生活環境や飼育の意志などを説明し、スタッフと相談しましょう。
- 見学予約:譲渡会や見学する際には事前に予約が必要な場合がありますので、事前に問い合わせておきましょう。
- 質問リスト:猫の健康状態、性格、過去の経歴など、聞きたいことをリストアップしておくとスムーズです。
3. お試し期間の利用
名古屋市の動物愛護センターでは、成猫はお試し期間が用意されています。お試し期間を利用することで、猫が新しい環境に適応できるかどうかを事前に確認することができます。
- お試し期間の内容:2週間のお試し期間があり、この間に猫のケージやベッドを無料で貸し出してもらえることがあります。また、施設で食べていたキャットフード(ロイヤルカナン)やニオイのついた猫砂も少量提供されることが多いです。
- 電話でのサポート:初めての飼育に対する不安や疑問がある場合、職員が電話で相談に乗ってくれることが保証されています。
4. 里親申請書の提出
見学や面談の結果、猫を迎え入れることが決まったら、里親申請書を提出します。申請書には自身の情報や飼育環境、猫に対する意志などを詳しく記入します。
- 必要書類:申請書に加えて、身分証明書や住居証明書など、追加で必要な書類を準備します。
- 申請フォーマット:各施設によって申請フォーマットが異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
5. 審査とその後の手続き
申請書が提出された後、審査が行われます。審査では、飼育環境や家族の協力状況、経済的な基盤などが確認されます。審査が通ったら、猫の引き取り手続きが始まります。
- 審査期間:審査には数日から数週間かかることがあります。
- 手続きの詳細:引き取りの際には、譲渡契約書を取り交わし、必要な手数料を支払います。
猫を迎え入れた後の注意点
1. 慣れさせるためのステップ
新しい環境に慣れるまでの間、猫は緊張しやすいです。以下のステップを踏んで、猫が新しい家に慣れるようサポートしましょう。
- 専用の部屋を用意する:最初は一つの部屋に猫を慣れさせ、その後徐々に家全体に慣れさせます。
- 無理をしない:猫が落ち着くまで、無理に抱っこや接触を試みないようにしましょう。
- 距離を置く:猫が自分から近づいてくるまで、適切な距離を保ちます。
2. 健康管理の基本
猫の健康維持のために、以下の基本的なケアを行いましょう。
- 定期的な食事:適切なキャットフードを選び、定期的に食事を与えます。
- 清潔な水:新鮮で清潔な水を常に用意しましょう。
- 定期的な健康チェック:獣医に定期的に訪れ、健康チェックやワクチン接種を行います。名古屋市の動物愛護センターでは、譲渡後に3種混合ワクチン1回分の補助と去勢手術代無料チケットが提供されることが多く、動物病院での費用負担を軽減できます。
3. 行動観察とトレーニング
猫の行動を観察し、必要に応じて適切なトレーニングを行いましょう。
- トイレトレーニング:初めてのトイレでもすぐに慣れます。場所を教えて今まで使っていた砂を少量混ぜると匂いで認識できます。猫は綺麗好きなので1匹につき2つは用意していると安心でしょう
- 爪とぎの場所の提供:爪とぎボウルなど爪とぎできる場所を用意し、家具などで爪とぎをしないよう対策します。万一家具や壁紙、柱などで日常的に爪とぎをする場合は養生テープを貼っておくと防止になります。
緊急事態への準備
1. 災害時の対策
災害時における猫の避難計画を立てておくことが大切です。避難所や避難経路、避難用品を準備しておきましょう。
2. 健康問題の対応
猫の健康状態が急変した場合、すぐに対応できるように近隣の動物病院を把握しておくことが重要です。
終わりに
保護猫を迎え入れることは、猫にとってもあなたにとっても豊かで素晴らしい体験となります。愛情を持って彼らを迎え入れ、しっかりとサポートし、その関係を深めていくことで、新しい家族として楽しい時間を共有することができます。心温まる絆が生まれることを願っています。
以上のステップを参考に、保護猫との新たな生活を楽しみましょう。名古屋市やその他の動物愛護センター、保護団体からの情報を活用しながら、猫ちゃんとの素敵な生活を実現してくださいね♪
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