愛知県の愛・地球博記念公園内にあるジブリパーク。2024年3月に待望の「魔女の谷」エリアがオープンし、ついに全エリアが出揃いました。
中学生の子どもたちと実際に訪れた経験を基に、効率的な観光プランと準備のポイントをお伝えします。
特におすすめなのは冬季の訪問です。花粉の影響が少なく、天候も安定している時期なので、屋内外の施設をゆっくりと楽しむことができます。
私たち家族も冬休み中のクリスマスに訪れましたが、思い出深い素敵な一日となりました。
この記事は個人の体験に基づいた情報を提供しており、公式サイトよりも詳細な体験談や実践的なアドバイスを含んでいます。
一方で、公式サイトはより最新かつ正確な運営情報を提供しています。両者を併せて参照することで、より詳しい情報を得ることができます。
アクセスと駐車場情報
ジブリパークには専用の駐車場はありませんが、モリコロパークの駐車場を利用することができます。
以下に駐車場情報と特徴をまとめました。予約は不要なので、当日の利用でも安心です。
駐車場基本情報
◆料金 普通車の場合
・通常期(混雑期以外の日) 500円
・混雑期(土日祝日・GW・お盆) 1,000円
◆営業時間
4月~10月 8:00~19:00
11月~ 3月 8:00~18:30
◆予約は不要です
各駐車場の特徴
北1駐車場 821台(最寄り:ジブリの大倉庫)
- 最も人気がある
- 朝一番での到着がおすすめ
- 開園直後は比較的空いている
北2駐車場 297台
- 北1の次の選択肢として
- やや遠いが混雑時の選択肢
東駐車場 562台
西駐車場 386台
南駐車場 356台
- 混雑時の予備選択肢
- 各エリアまでやや距離がある
駐車場は全部で5つありますが、特におすすめなのが北1駐車場です。ジブリの大倉庫に最も近く、便利な立地となっています。
私たちは午前10時頃に到着しましたが、比較的空いていて簡単に駐車することができました。駐車場から魔女の谷の入り口までは徒歩10分程度です。
ただし、以前のモリコロパークの時と違い公園駐車場の入り口の場所が変更されているので、現地の案内表示をしっかりと確認することをおすすめします。
私たちも最初は少し迷ってしまい、入り口を探すのに手間取ってしまいました。
エリア別の見どころとおすすめの過ごし方
各エリアの特徴と所要時間
ジブリの大倉庫
所要時間:2時間30分
一番の目玉となるのは「ジブリの大倉庫」です。私たちは13時の回を予約しましたが、これが大正解でした。
昼食後にゆっくりと観覧できる時間帯で、館内の雰囲気もじっくりと味わえます。
等身大のキャラクター展示や、映像作品「めいとこねこバス」など見どころが満載で、中学生の子どもたちも大興奮でした。
特にネコバスとの写真撮影は、SNSに投稿したくなるような素敵なスポットです。滞在時間は2時間30分ほどでしたが、あっという間に過ぎていきました。
見どころ
魔女の谷
所要時間:1時間
2024年3月にオープンした「魔女の谷」も見逃せません。
ハウルの動く城の世界観が見事に再現されており、カカシをバックにした家族写真は特に思い出深いものになりました。
実は、お土産店は午後の方が比較的空いているので、最後に立ち寄るのがおすすめです。
見どころ
※最後に訪れると混雑回避可能
どんどこ森
所要時間:10-30分
「どんどこ森」は自然豊かな空間で、となりのトトロの世界観を楽しめます。
サツキとメイの家にはプレミアム券が必要です。ただし、他のエリアからのアクセスには少し工夫が必要です。
無料バスが運行していますが、混雑することも多いので、時間と体力に余裕を持って行動することをおすすめします。
見どころ
注意点
もののけの里
所要時間:10-30分
見どころ
※中学生の評価はやや低め
青春の丘
見どころ
「もののけの里」と「青春の丘」は、比較的コンパクトなエリアです。タタラ場の雰囲気や「耳をすませば」の世界観を手軽に体験できます。
ただし、正直なところ中学生の子どもたちからは「もう少し体験型の展示があれば」という声も。
それでも、映画のワンシーンに入り込めたような気分は格別でした。
効率的な回り方
私たちが実際に歩いてみて効率的だったなと感じたルートをご紹介します。
朝10時に到着し、まず魔女の谷からスタート。その後、もののけの里と青春の丘を巡り、12時頃にスケート場1階のきしめん屋で昼食を取りました。
所要時間:20-30分
午後からはそのまま同じ建物の2階へ上がり13時予約のジブリの大倉庫の列に並びます。
大倉庫でジブリの濃縮した世界を満喫し、その後どんどこ森に向かい、最後に魔女の谷でお土産を購入。
16時30分には終了という、充実した一日となりました。
体験ルート(所要時間約6時間)
- 10:00 到着
- 10:15 魔女の谷
- 11:15 もののけの里
- 11:30 青春の丘
- 12:00 昼食(スケート場1階)
- 13:00 ジブリの大倉庫(スケート場2階入口)
- 15:30 どんどこ森
- 16:00 魔女の谷(お土産)
- 16:30 駐車場
思い出に残る写真スポット
写真撮影は、私たちの場合約50枚ほど撮影しました。
特に人気なのが、ジブリの大倉庫内のネコバスや巨人兵との撮影スポット。
また、魔女の谷ではハウルの動く城をバックにカカシと一緒に撮影できる場所が印象的でした。
ただし、「ジブリのなりきり名場面展」は30分以上の待ち時間があり、今回は断念。次回はぜひ並んででも体験したいと思っています。
ジブリの大倉庫
- ネコバスとの撮影
- 巨人兵との記念撮影
- 今回行列で断念した「ジブリのなりきり名場面展」
魔女の谷
- ハウルの動く城とカカシを背景に
- 魔女の宅急便の世界を再現した建物
ジブリパーク大さんぽ券プレミアムをお持ちの方は「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」の建物の中を観覧することができます。
食事・休憩情報
パーク内のグルメも大きな魅力の一つです。
特におすすめなのが、りんごカスタードが詰まった「かえる焼き」(900円)。外の皮もサクサクで、家族でシェアするのにぴったりです。
また、「シベリア」(380円)という懐かしい味わいのお菓子も。量は少なめですが、小腹が空いた時にちょうど良いサイズです。
◆おすすめランチスポット
きしめんのお店
スケート場(ジブリの大倉庫のある建物)1階に、きしめんの店 石波志(いしばし)というセルフサービスのお店があります。
主にスケートを楽しんでいる途中で利用するお客さんが中心なのですが、外からも入れるのでスケートを利用しない一般客でも利用できます。
ジブリパークの公式に飲食店として案内がなくモリコロパークの方で案内しています。このお店は意外と空いていて穴場だと思いました。
子連れだと行列を待つのが大変なので手早く昼食を済ませたい場合に便利です。700円前後のメニューも充実。
きしめんやそば、カレーなどがあり、この日は混んでなかったので家族でゆっくり食事を楽しめました。
- 価格帯:700円前後
- 待ち時間:ほぼなし
- メニュー:きしめん、そば、カレーなど
◆人気スナック
かえる焼き(900円)
特におすすめなのが、りんごカスタードが詰まった「かえる焼き」(900円)。外の皮もサクサクで、家族でシェアするのにぴったりです。
場所:魔女の谷入口付近
シベリア(380円)
「シベリア」(380円)という懐かしい味わいのお菓子も。量は少なめですが、小腹が空いた時にちょうど良いサイズです。
場所:ジブリの大倉庫3階 土産売り場付近
グーチョキパン屋のパン
人気の「グーチョキパン」屋のパンは、午前中に売り切れてしまうことも。私たちは店外販売している4個セット(2000円)をパン屋入口付近で販売していたところを発見!
たまたま見つけて並ばず購入できましたが、店内で購入する場合は長い行列に並ぶ覚悟が必要です。
パンは、ジブリ作品をモチーフにした可愛らしいデザインが特徴的です。私たち家族が購入した店外購入のパンは4個セット。
中身はクロワッサン・メロンパン・ナポリタンのパン【ジブリパーク限定】、パン・オ・ういろう【ジブリパーク限定】。各480円のパンが入っていました。
メロンパンが絶品!甘くバターの芳醇な香りがたまりませんでした。パーク内で小腹が減った時にかじるようにいかが?😇
公式サイトによると、店内で購入できるパンは実際に作品に登場するようなバケットやブールといった食事パンから園内で気軽に食べられるパンまで様々な種類のパンを販売しているようです。
店内販売は行列必至なので子連れ家族は店外販売を狙おう
チケット予約と準備
チケットは希望日の2ヶ月前の朝10時から予約開始となります。
特に注意したいのは、事前にローチケの会員登録が必要な点です。私たちは当日の予約に向けて、前日までに会員登録を済ませておきました。
平日料金は、大人3,500円、4歳〜小学生1,750円(大さんぽ券/全エリア対象)となっています。
料金システム(2024年12月現在)
ジブリパークの入場チケットは2024年3月から大幅にリニューアルされ、現在3種類の主要チケットが販売されています。
- ジブリパーク大さんぽ券プレミアム:
- 全5エリアに入場可能
- 主要建物の内部展示も観覧可能
- 最も高額なチケット
- ジブリパーク大さんぽ券:
- 全5エリアに入場可能
- 主要建物には入館不可
- ジブリパークさんぽ券:
- 4エリアに入場可能(「ジブリの大倉庫」を除く)
- 主要建物には入館不可
料金は平日・休日で異なり、子供料金(4歳〜小学生)も設定されています。3歳以下は無料です
実際に初めて行った感想としては大散歩券以上でないと満喫できないなと思いました。
ひーち家のように中学生くらいになると歩く体力もついて、じっくり鑑賞もできるようになるのでプレミアム券の方がよかったのかもにゃ。
2回目以降は部分的にまわれる券が購入できるといいニャ
例えば「大倉庫だけ」「魔女の谷プレミアム券」とかいう具合でね(公式さんお願いします!)
平日料金
チケット種別 | 大人 | 子供(4歳〜小学生) |
---|---|---|
ジブリパーク大さんぽ券 | 3,500円 | 1,750円 |
ジブリパーク大さんぽ券プレミアム | 7,300円 | 3,650円 |
ジブリパークさんぽ券 | 1,500円 | 750円 |
土日祝料金
チケット種別 | 大人 | 子供(4歳〜小学生) |
---|---|---|
ジブリパーク大さんぽ券 | 4,000円 | 2,000円 |
ジブリパーク大さんぽ券プレミアム | 7,800円 | 3,900円 |
ジブリパークさんぽ券 | 2,000円 | 1,000円 |
その他の情報
この料金は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認することをお勧めします
予約時の実践的アドバイス
ジブリの大倉庫は時間指定制なので、全体の行程を考えて時間を選ぶことが重要です。
13時の回を選んだことで、午前中は外のエリアをゆっくり観覧し、昼食を挟んでから館内展示を楽しむという、理想的な流れを作ることができました。
持ち物と服装のポイント
必須アイテム
冬の訪問では、防寒具の準備が欠かせません。私たちの訪問時は手袋が特に重宝しました。また、全エリアを歩くと約9キロにもなるため、歩きやすい靴は必須です。水筒もあると便利ですね。
予算目安(家族4人/平日利用)
予算の目安として、家族4人で約3万円(チケット代、駐車場代、食事代、お土産代を含む)を見ておくと安心です。
私たちの場合は、チケット代14,000円、駐車場代500円、昼食代4,000円、おやつ代2,160円、パン代2,000円、お土産代4,500円という内訳でした。
合計:約30,000円程度
子連れ家族の楽しみ方
中学生向けポイント(実体験より)
中学生の子どもたちと訪れて特に良かったのは、ジブリ作品をすでによく知っていたことです。
「このシーンあったよね」「あのセリフ覚えてる?」と、家族で思い出を共有しながら楽しむことができました。
特にジブリの大倉庫では、さつきとめいが暮らしていた食卓を再現したスペースで、作品の世界に入り込んだような不思議な体験ができ、子どもたちも大興奮でした。
◆特に人気だったエリア
ジブリの大倉庫
魔女の谷
SNS映えスポット
小さなお子様連れの方へ
小さなお子様連れの方は、欲張りすぎないことをおすすめします。
全エリアを制覇しようとすると相当な距離になるため、お子様の体力に合わせて2~3つのエリアに絞った方が、ゆっくりと楽しむことができます。
◆注意点
- 全エリアを徒歩でめぐって約9km
- 体力に合わせたプラン作成推奨
- エレベーター待ちを考慮
◆おすすめプラン
- 午前:外エリア2か所程度
- 昼食:スケート場1階(混雑少)
- 午後:ジブリの大倉庫メイン
季節別の楽しみ方
私たちは冬のクリスマスシーズンに訪れましたが、これが予想以上に正解でした。
特に子どもの花粉アレルギーを考慮して選んだ時期でしたが、天候も安定していて屋外施設も快適に楽しめました。
また、この時期は学校が冬休みということもあり、平日でも家族でゆっくり過ごすことができました。
ただし、冬場の外エリアは想像以上に寒く、手袋は必需品でした。
上着も必要で、寒暖の差に対応できる服装選びが必要です。
当日の天気により雨の可能性も考えて、折りたたみ傘を持参するのもおすすめです。
- 花粉の影響が少ない
- 天候が安定
- 空いている時期が多い
リピーターとしての視点
実際に訪れてみて、特にジブリの大倉庫は再訪したいと強く感じました。
展示の細部まで見きれなかった部分もあり、季節を変えて訪れるのも面白そうです。
ただし、もののけの里やどんどこ森は、中学生の子どもたちからは「期待はずれだった」という正直な感想も。
年齢によって楽しみ方が変わってくる場所だと実感しました。
- ジブリの大倉庫は再訪したい
- 時期を変えて訪れたい
- 展示の細部まで見たい
施設の使い勝手
移動手段
園内の移動には無料バスが運行されていますが、どんどこ森行きは常に満員の傾向にあります。
その他、有料のネコバスや、どんどこ森からの帰りに利用できる無料モノレールもあります。
◆園内交通
- 無料シャトルバス
- 有料ネコバス
- 無料モノレール(どんどこ森降り専用)
施設・サービス
トイレや休憩スポットは各エリアに十分に設置されており、特に困ることはありませんでした。
エレベーターは混雑することがあるので、階段の利用が可能な方はそちらをお使いいただくと、スムーズに移動できます。
◆トイレ
- 各エリアに完備
- 待ち時間少なめ
- 清潔に保たれている
◆休憩スポット
- 各エリアに充実
- 屋内外両方あり
- ベンチ等も随所に設置
スタッフ対応
スタッフの方々の対応も素晴らしく、ディズニーランドほどではないものの、レゴランド並みの丁寧な接客で安心して過ごすことができました。
- 親切で丁寧
- 写真撮影のサポートあり
- 案内も分かりやすい
よくある質問(FAQ)
Q1: 駐車場の予約は必要ですか?
A1: 予約不要です。
北1駐車場が人気ですが、10時頃の到着でも比較的空いています。
料金は平日500円/日です。
Q2: 1日で全エリア回れますか?
A2: 可能ですが、以下の点に注意が必要です。
- 中学生以上の体力がある場合は全エリア観覧可能
- 小さなお子様連れの場合は2-3エリアに絞ることを推奨
- 全エリア徒歩での移動は約9kmになります
Q3: おすすめの服装は?
A3: 季節に関わらず以下を推奨します。
- 歩きやすい靴(必須)
- 上着(温度調整用)
- 手袋(冬季)
- 雨具(折りたたみ傘など)
Q4: 食事はどうすればいい?
A4: 以下のような選択肢があります。
- スケート場1階(きしめん等、比較的空いている)
- キッチンカー(ジブリの大倉庫付近)
- 公園北口広場に、物販・飲食施設「ロタンダ 風ヶ丘(かぜがおか)」があります。
Q5: チケットの取り方は?
A5: 以下の手順で予約します。
予約方法
1. オンライン予約(Boo-Wooチケット)
- 公式サイトにアクセス: ジブリパークの公式ウェブサイトから「Boo-Wooチケット」の販売ページに移動します。
- チケット選択: 希望するチケットの種類(例:大さんぽ券、大さんぽ券プレミアム、さんぽ券)を選びます。
- ログイン: Boo-Wooのアカウントが必要ですので、事前に登録しておくとスムーズです。メールアドレスとパスワードでログインします。
- 入場日・時間の選択: 希望の日付と入場時間を選びます。〇や△がついている時間帯は購入可能です。
- チケット形式の選択: 紙のチケットまたは電子チケットを選びます。
- 確認と支払い: 購入内容を確認し、クレジットカード情報を入力して支払いを完了します。
2. コンビニでの予約(Loppi)
- 店舗へ行く: 全国のローソンまたはミニストップに設置されている「Loppi」端末を利用します。
- メニュー選択: Loppiのトップ画面から「ジブリパーク」を選択します。
- チケット選択: 希望するチケットを選び、入場日、時間、大人・子供の枚数を指定します。
- 情報入力: 購入者の氏名と電話番号を入力します。
- 申込券発行: 申込券が発行されるので、それを持ってレジで料金を支払います。システム利用料が加算されることに注意してください。
予約時の注意点
このような手順に従って、スムーズにジブリパークのチケットを予約してください。
まとめ~これから行かれる方へ
ジブリパークは、映画の世界に実際に足を踏み入れられる、夢のような空間です。
事前準備として、ジブリ作品を家族で観直してから訪れると、より一層楽しめると思います。
チケットの予約は競争率が高いので、発売と同時に予約することをおすすめします。
予算としては、家族4人で3万円程度を目安に考えておくと良いでしょう。
これには入場料、食事代、お土産代がすべて含まれています。パークの魅力を十分に味わうためにも、ゆとりを持った予算設定をおすすめします。
最後に一言。ジブリパークは、大人から子供まで楽しめる素晴らしい場所です。
特に有料エリアには見どころが満載で、その世界観は圧巻です。事前準備をしっかりと行い、家族で素敵な思い出を作ってください。
きっと、何度でも訪れたくなる特別な場所になることでしょう。
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