40代主婦のジョブチェンジ体験記|職業訓練でWebデザインを学んだ「その後」を全部話します

40代主婦のジョブチェンジ体験記|職業訓練でWebデザインを学んだ「その後」を全部話します
40代主婦のジョブチェンジ体験記|職業訓練でWebデザインを学んだ「その後」を全部話します
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「40代からの学び直しなんて、もう遅いのかな」——そう思いながら検索している方へ。今日は私のジョブチェンジ挑戦の記録を、うまくいったことも、うまくいかなかったことも、包み隠さずお話しします。

私は40代・中高生2人の母。20年続けてきた事務職からのキャリアチェンジを目指して、職業訓練校のWebマーケティング・Webデザインコース(6ヶ月)に通いました。結論から言うと、Webデザイナーへの転身は一度あきらめました。でも、この半年が無駄だったとはまったく思っていません。その理由も含めて、順番にお話しします。

前半4ヶ月:Webマーケティングを徹底的に学ぶ

前半はWebマーケティング漬けでした。いちばん印象に残っているのは、ファンケルの青汁を題材にした戦略提案の課題です。

・3C分析・SWOT分析・4Pで市場と自社を整理する
・キューサイなどの競合商品と比較して、「乳酸菌3種配合(森永BB536など)」という独自の強み(USP)を見つける
・「43歳・総務課勤務の佐藤ゆみさん」というペルソナを設計し、商品を知ってから買うまでの心の動き(カスタマージャーニー/パーセプションフロー)を描く
・Googleのリスティング広告・ディスプレイ広告、Meta広告の出稿設計。検索意図やマッチタイプ、リターゲティングまで考えて、月1,000万円の広告予算の配分をシミュレーション
・CPA・ROASという数字でPDCAを回す考え方

カタカナだらけで難しそうに見えますが、要するに「誰に・何を・どう届けて・いくらで検証するか」を徹底的に言語化する訓練です。最終プレゼンに向けて、4ヶ月かけてじっくり取り組みました。

後半2ヶ月:デザインは「四苦八苦」の連続

後半はデザインです。整列・近接・強弱・反復の「デザイン4大原則」、CTAボタンの配置やレスポンシブ対応、コントラスト比4.5:1などのアクセシビリティ(UI/UX)、そして「なぜこのフォント・この配色なのか」をクライアントの要件とターゲットへの効果から論理的に説明する“デザインの言語化”。

ツールはFigma・Illustrator・Photoshop・STUDIOを一気に詰め込みました。ポートフォリオサイトのTOPページ、バナー、フライヤーを制作して、PNG/JPEGの書き出し・納品まで一通り完遂しています。

——と書くと順調そうですが、実際は四苦八苦の連続でした。

最大の苦戦ポイントは、教材動画が3年前の古いものだったこと。最新のソフト画面とレイアウトがズレていて、「指示されたツールがどこにあるか分からない」が頻発しました。動画を止めて画面じゅうを探し回り、ネットで検索して、また動画に戻る。この繰り返しで、本来の3倍以上の時間がかかったと思います。

しかも短期間で次々にソフトが変わるので、「身についているのか分からない」まま、自信が持てないまま課題を提出せざるを得ない。これが本当に苦しかったです。

まるお部員
まるお部員

教材が古い問題、独学でもあるあるだにゃん…

それでも、訓練に通ってよかったこと

苦しさばかり書きましたが、通ってよかったと心から思っています。

前半4ヶ月は週1回の対面授業がありました。講師の先生は毎回変わることもありましたが、生徒は同じメンバー。最終プレゼンという同じ目標に向かってワークを重ねるうちに、オンライン中心でも「同じ目標の仲間がいる」という実感が持てました。40代の学び直しにとって、これは想像以上に大きな支えです。

それから、事務局とのやりとりを通じてSlack・Google Meet・Googleドライブ・Zoomがひと通り使いこなせるようになったこと。これは在宅ワークにそのまま活きる基礎体力だと感じています。

ちなみに、職業訓練で簿記を学んで合格したときの体験談はこちらに書いています。

就活で直面した現実

修了後の就活は、想像以上に厳しいものでした。

面接で「Photoshop、Illustratorが使えます」と、私はどうしても言えませんでした。現場に入って「全然使えないじゃん」と思われるのが怖い。プロとして成果を出せない未来が見えてしまう。悩んだ末に、Webデザイン職への応募は断念しました。

では4ヶ月学んだマーケティングの道は?というと、こちらは学んでみて「性に合わない」ことが分かりました。向いていないと分かったのも、授業料のいらない訓練で確かめられたと思えば収穫です。

本音を言えば、ブログ運営にも活きるWebサイト制作の深い知識を身につけて、そちらの方面で就職したかった。でも、家庭と両立できる時間数の求人が見つからず、修了後1ヶ月経っても決まらず、失業保険を1ヶ月延長しました。焦りが募るなかで選んだのは、「20年やってきた事務職」で探すこと。自分にとって、とても不本意で悔しい決断でした。

復職、そして1ヶ月で退職

事務職での復職は、できました。ただ、初めての業界にはなじめませんでした。

人間関係がすっかり出来上がっている職場に、後から入っていく精神的な大変さ。初めての業務で、求められるスピードにも習得にも追いつけない焦り。心の無理がたたって、1ヶ月で退職しました。

このときはさすがに落ち込みました。でも、いま振り返ると「合わない場所で消耗し続けなくてよかった」と思っています。

「研修付き求人」には気をつけて

就活を通じてもう一つ痛感したのが、求人の玉石混交ぶりです。

ハローワークの職員さんの話やネットの体験談によると、「最初の1年(あるいは数ヶ月)は研修です」と謳いながら、実際はテレアポや携帯販売をさせる求人が少なくないようです。私自身、「3ヶ月の研修後に案件をお任せします」という求人を目にして、不安になったことがあります。

「完全在宅」と大きく書いてあっても、よく読むと小さく「最初の数ヶ月〜半年は出社必須」と書かれていることも多く、家庭のある身にはハードルが高いのが実情でした。

修了から2ヶ月ほど経ったころには、訓練校の卒業生向け連絡網で「時給をもらいながらAIが学べる」というアルバイト募集を見つけて、説明会にも参加しました。そこで痛感したのは、訓練校のような“守られたゆるさ”は、外の世界にはないというシビアな現実。この体験談は別記事に詳しく書いています。

AI時代に感じた、強烈な危機感

就活とAIの学習を並行するなかで、正直な危機感も生まれました。

未経験からツールが「ちょろっと使える」ようになった程度では、お給料に見合う仕事を提供するのはもう難しいのではないか——。AIを使えば素人でも一定品質のデザインや文章が作れる時代です。トップ層に届かない「そこそこのデザイナー・プログラマー・マーケター」は、これからAIエージェントに置き換えられていく。学べば学ぶほど、そう感じます。

だからこそ私は、怪しい求人や低単価の買い叩き案件で消耗するのではなく、自宅で最新の生成AIを「自分の主導権で」学ぶことに決めました。3年前の教材動画とは対照的に、AIの世界は常に最新。毎日ワクワクしながら、在宅で働くための本当の基盤を自分のペースで作っています。実際、このブログもAIと二人三脚で運営しています。

いまの私:急がないと決めた

遠回りの末に、私はいま「無理に中途半端な就職を急がない」と決めています。

自分のペースを最優先に、健康第一。低山ウォーキングと1日8,000歩〜1万歩の習慣は続けています。

そして今年の秋には、アジア競技大会・アジアパラ競技大会のボランティアスタッフとして参加する予定が決まっています。中途半端に仕事を始めて、仕事もボランティアも中途半端になるより、まずはボランティアを全力で全うする。在宅ワークへの一歩は、そのあとに踏み出すつもりです。

まとめ:遠回りも、ぜんぶ材料になる

6ヶ月の職業訓練、就活の挫折、1ヶ月での退職。履歴書だけ見れば「うまくいかなかった1年」に見えるかもしれません。

でも、マーケティングの考え方はブログ運営に活きているし、デザインの言語化は毎日の発信に、SlackもMeetもドライブも在宅ワークの基礎体力になりました。なにより「性に合わないこと」がはっきり分かったのは、大きな前進です。

もしあなたが、40代の学び直しやキャリアチェンジの入り口で迷っていたら。周りのスピードに合わせる必要はありません。あなたのペースで、あなたの「守りたい生活」を軸に進んでいきましょう。私も同じ場所から、一歩ずつ進んでいます。

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